歯科医師ゆうのブログBlog

歯科医師のゆうです‼︎

今回お話するのは、私の友人の女医のUちゃんについてです。

私の友人U先生のお話し

Uちゃんは、お父さまが開業医でお母さまが専業主婦のいわゆる地元の名家で育った、お嬢さまです。妹さんが1人いて、彼女もお医者さまとのこと。

ある時、Uちゃんは、所属している大学病院の医局人事で、一年間、地方の分院で勤務することになりました。初めての知り合いもいない土地での一年間の生活。知り合いもいなければ、近くに遊ぶ所もなく、平日は病院とお家の行き来のみとなり、特にこれと言った趣味が無いUちゃんは次第に時間を持て余してしまうようになって行きました。

車の免許は持っているものの、ペーパードライバーのため、出歩くのも一苦労で、スーパーやコンビニも歩いて行ける距離にはなく、食品や生活用品の買い出し自体も週に一回、タクシーを呼んでまとめ買いをし、

重い物は全てネット通販。
何から何までガラッと生活が一転し、退屈で苦痛で仕方なく感じでしまっていたそうです。

そんな中、Uちゃんは勤め先の病院で、ある1人の男性Kさんと出会いました。Kさんは、その病院で薬剤師をしている方で、

Uちゃんよりも年下。目がくりっとしていて、可愛い系の見た目で、とても人懐っこい弟気質。


一方のUちゃんは、頼りがいのある男勝りな性格で、ザバザバ系女子。

Ｋさんが車持ちということもあり、帰りに車に乗せてもらう機会が増え、そのついでにご飯に行くようになり、2人は親しくなっていきました。知り合いのいない新しい土地での生活になかなか慣れずにいたUちゃん。そんなUちゃんにとって、Kさんの存在は大きく、心強く、すぐに2人はお付き合いをするようになりました。

仕事の後はUちゃんのお家で過ごし、お休みの日は買い出しがてらドライブしたりと、ほどんど毎日一緒に過ごすくらい、お互い一緒にいると居心地の良い存在だったようです。

そして、お付き合いを進めていくうちに、お互いに将来の事について話し合うようになっていったようです。

お互いにとって年齢差は問題ではなく、結婚を前向きに考え、お互いの家族について深い話をするようになった時、Uちゃんは初めてKさんの育った家庭がかなり複雑であることを知ることになりました。




Kさんのご両親は再婚でKさんには腹違いの歳の離れたお兄さんがいるとのことでした。その話を聞いたＵちゃんのご両親は、大事な娘のお付き合いをしている人がどんな人なのか心配となり、探偵を雇ってKさんの身辺調査を徹底的に始めたそうです。

すると、次々と新しい事実が発覚していきました。

まず、Kさんのご両親ですが、もともと同じ職場の同僚で不倫関係からの略奪愛で結婚し、Kさんを授かったとのこと。また新しい母親が来てから、お兄さんは、実家での居場所を失い、荒れに荒れ、少年院に入っていた過去があるとのこと。

さらに、お兄さんは高校までしか出ておらず、大学まで出させてもったKさんのことをよく思っていなく、兄弟の仲は険悪。

ちなみに、現在のお兄さんの状況ですが、反社会的勢力に属しているという話でした。

Kさんはそんなお兄さんを反面教師としてとても努力して薬剤師になられたとのことでしたが、Uちゃんのご家族も妹さんも猛反対。

さらに、まだまだ続きます。

今度はKさん自身についてですが、上昇志向がものすごく強いKさんは、結構な額の借金をして身の丈に合わない投資に手を出していました。

知らないことが、多々発覚し、戸惑うUちゃん。

いくらデリケートな話しづらい内容とはいえ、やはり結婚を前向きに真剣に考えているなら、こういう事はちゃんと話しておいてほしいし、話しておかないといけないものです。内容がどうのこうのというより、全てのこの衝撃的事実を、本人から聞くのではなく、両親が探偵を使って調べた結果、いろんなことが発覚し聞かされたということが、Uちゃんにって1番ショックだったそうです。

Kさんを愛し信じているUちゃんはなかなか受け入れられず、両親に猛反発したそうです。せめて、Kさん本人の口から真相を聞きたいと思ったUちゃんは、なんとか自然にその話に持っていけるようなタイミングを作る努力をし始めました。ですが、一向に話してもらえる様子はなく…結局Uちゃんは、両親が探偵を雇って調べたこと、そしてその内容を打ち明け、本当かどうか問いただすこととなりました。

結果は全て真実。Kさんは初め、『何度も話そうと思ったが、Uちゃんを失うのが怖くてなかなか話せなかった。借金のことは、今はマイナスでも必ずプラスになるから信じてみていて欲しい。』と泣いて謝ってきたとのこと。

Kさんは、『君を愛しているという気持ちに嘘偽りはないし、結婚したいと真剣に思っている。でも、家族のことまで言われちゃうと真実は変えられないし、どうしていいか分からない。』ととにかく泣きじゃくったそうです。

一方、改めて事実を突きつけられたUちゃんはというと、Kさんと両親の板挟み状態で、どうしていいか分からず、本当に苦しんでいました。事実が変えられないのは仕方ないことですが、さすがに借金の言い訳はないなと私は思ってしまいましたが、みなさんはどう思いますか？

たくさん泣いて話し合い、結局2人は別れる選択をすることになりました。最後に彼が言い放った言葉は、『探偵を雇うなんてさすがに酷すぎる。毒親だね。』だったそうです。最後に、大好きだったKさんから、自分の大切な両親を悪く言われたのが1番辛かったと、Uちゃんは話していました。

冷静になって考えてみると、Kさんはもしかしたら、初めから、Uちゃんが女医であるから近づいてきたのかもしれません。上昇志向の強いKさん。複雑な家庭で育ったKさんからすると、お育ちの良い、箱入り娘のUちゃんは、憧れの自慢の存在だったに違いありません。

今となっては、いわゆる、逆玉の輿を狙って、下心を持って近づいてきたとしか考えらません。2人が仲良くなるきっかけも、Kさんからでした。
『今度新しく来た女医さんですよね？いらしたばかりで不安なことも多いでしょうから、僕でよければ何でもきいてくださいね。』と、Uちゃんが帰りがけに一人で歩いていたところに声をかけてきて、『僕、車なので、よければお送りしますよ』といった感じだったそうです。

慣れない土地で不安でいっぱいだったUちゃんは、Kさんがフランクに話しかけてくれて、良くしてくれたことが嬉しくて、Kさんに高感を抱き、心を開いてしまったようです。優しいというより、慣れているという感じですよね。

疑ってかかるのは嫌ですが、信じすぎるのもよくないし…恋愛って本当に難しいですね。
本人同士が幸せで、周りの人が幸せになれる結婚、をしたいと思っているのですが、そんなみんながハッピーな結婚なんて本当にあるのでしょうか。

最後まで読んで下さりありがとうございました‼︎

また次回のブログでお会いしましょう‼︎