こんにちは‼︎
歯科医師のゆうです‼︎
新年度に入りましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
中には新学期や新社会人、職場が変わるなど、新生活を迎え、環境が一変した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新年度ということで、私も、初心に戻り、新社会人に負けないように、前向きに頑張って行きたいと思います。年々、男女ともに晩婚化が進んでいるようですが、そうなってくると必然的になかなかお子さんを授かることが難しくなる人が増えていますよね。私自身も、今後の自分のことを考えると、不安になり、不妊治療や卵子凍結など、気になるようになりました。
不妊治療はパートナーが出来てからの問題になりますが、卵子凍結については、早いことに越したことがないため、独身の多くの女性が、今すぐにでも考え始めるべき身近な問題として捉えるようになりつつあります。
特に卵子凍結に関しては、やるのであれば、1日でも早く始めることに越したことはないということがよく分かっているからこそ、どうすべきなのか、私自身も日々真剣に考えております。
特に今は、卵子凍結の認知度が広がり、卵子凍結できる病院も徐々に増え、前向きに考え始めている女性も増えているのではないでしょうか。とは言っても、以前よりは値段も安くなってきたとはいえ、まだまだ費用がかかる治療で、さらには、身体的にもかなりの負担がかかる治療ということで、なかなか踏み出せずにいる女性も多いと思います。もちろん私もその1人で、正直今現在すごく悩んでいます。
さて、今回は、私の先輩女医Eさんについてお話していきたいと思います。
Eさんはコロナ禍になってから出会いが減ってしまったのをきっかけに婚活アプリを始め、そこで出会った歳下の男性と半年間の交際を経て、無事結婚し優しいパートナーとの幸せな新婚生活を始めることとなりました?
ちなみに、その婚活アプリは私も以前勧められましたが、私はどうも遊び目的のイメージの強いアプリには抵抗があったため、実際に利用することはありませんでした...?
そんな婚活アプリで出会った歳下男性と結婚し、幸せいっぱいのEさんは、しばらく2人だけのラブラブな新婚生活を続けていました。
その後、しばらくして、2人での時間を十分に満喫した頃、そろそろお子さんを考え始めるようになりました。ですが、こればかりは授かりものということもあり、Eさんがアラフォーということもあってなのか、なかなか、お子さんに恵まれませんでした。そしてご夫婦で話し合った結果、不妊治療を始めようと考え始めようとなったそうです。
ここで、まずは、不妊治療について、少し説明していきたいと思います。
不妊治療とは、妊娠を希望しているのになかなか赤ちゃんができない方が、不妊の原因に合わせて行なう治療のことをいいます。
不妊症の原因は女性側だけではなく、男性側にある可能性もあります。女性側の原因としては、排卵因子・卵管因子・子宮因子・頸管因子の4つ、男性側の原因としては、機能不全・精路通過障害・造精機能障害・副性器障害の4つ
が挙げられます。不妊治療の流れとしては、まずは、タイミング指導をおこない、排卵誘発、人工授精といった段階を追って治療を進めていきます。それでも妊娠しない時は、治療をステップアップして、体外受精、顕微授精へと進むことになります。
タイミング療法とは、排卵期に夫婦関係をもつと妊娠に結びつく事が出来るため、そのタイミングを詳しくしらべることで、妊娠へと導くという治療法です、
また、排卵障害がある場合にまずは、排卵誘発を行います。排卵障害とは、基礎体温で低温相が長く、超音波で卵巣を見ても卵胞が育たず、なかなか排卵が起こらない場合のことをいいます。
原因としては、脳下垂体からの卵巣を刺激するホルモンの分泌が少ない場合と、脳下垂体からのホルモンの刺激があっても卵巣の卵胞の反応が悪い場合があるとのことですが、いずれにせよ、排卵誘発剤を使用して卵胞を刺激し、卵胞を育てて、卵胞が十分に成長した後に、HCGという注射を打つことで、排卵を促し、人工授精へと進んでいきます。
方法は基礎体温、超音波などで排卵が近いことを確かめ、最も妊娠しやすい排卵日の1~2日前に、洗浄・濃縮した精子を子宮内に直接注入する治療法です。男性の精子に若干の問題がある場合、女性の軽度な排卵障害がある場合、精子が子宮にたどり着く過程に問題がある(頸管因子)場合などにおもに行なわれます。
そして、体外受精とは、体外に取り出した女性の卵子と、夫やパートナーの精子を一緒にして受精させ、2〜6日間体外で培養してできた受精卵を、直接子宮に移植して着床を促す治療方法です。
受精までの道のりをショートカットすることができるため、人工授精よりも高い妊娠率を期待できます。男性側の精子所見が良くない場合、女性側の排卵に問題がある場合、女性側の卵管が塞がっている又は狭い場合、精子が子宮にたどり着く過程に問題がある(頸管因子)場合、女性の年齢が高齢である場合などにおもに行なわれます。
一方、顕微授精とは、精子を一匹つかまえて針で直接卵子内へ注入する治療方法です。体外に卵子を取り出すまでは体外受精と同じですが、顕微授精では、運動が良好な精子をつかまえて卵子へ注入するため、1つの卵子に対して1匹の生きた精子がいれば無事に受精することができます。
そのため、顕微授精は体外受精よりもさらに妊娠確率が高いため、一般的な不妊治療のなかでは最も妊娠の可能性が高い方法といわれています。
もともと生理が不順気味だったEさん。結婚前の30代半ばから生理不順がさらにひどくなり、生理が来るたびにかなり重い生理痛と大量の出血。生理の度にすごく辛く、ずっと悩んでいたとのこと。
長い間、生理不順が続いていたため、病院に行こう行こうと思いつつも、仕事の忙しさを理由に、結局後回しにしてしまっていたそうです。
ですが、結婚し、パートナーとの妊活を本格的に考え始めたことをきっかけに、意を決して婦人科を受診し、詳しく調べてもらうことにしたそうです。
診断結果は早期閉経の兆候が見られるとのこと。ご夫妻でそろそろ子供を、と考え始めていた時だったので、まさかの結果に、ショックで落ち込み、なかなかこの辛い事実を受け入れることが出来なかったとのことでした。
とは言っても、現実問題、落ち込んでいる暇はありませんでした。まだ完全に閉経したわけではないため、『閉経を迎えてしまう前にせめて出来ることは全てしましょう』との病院の先生の必死の励ましを受け、気持ちを切り替え、主治医のアドバイスのもと、卵子凍結を考え始めたとのこと。
Eさんは本当に強い女性です。私がEもしさんと同じ立場に立たされたら、こんな風にすぐに切り替えられるかどうか…正直全く自信がありません。
さてさて、今回のブログはここまでとなります。今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回のブログでお会いしましょう。